地元の食材たっぷりの学校給食で、いきいき町づくり
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問い合わせ先
秋川ファーマーズセンター
〒197-0814
東京都あきる野市二ノ宮811
電話042-559-1600
営業時間9:00〜17:00(バーベキューコーナーは20:00まで)
定休日 年末年始と不定期休を除いて、無休

新鮮な生産物とお客さんの活気があふれる「地元の直売所」

あふれるほどの品揃え、あふれるほどの活気

 東京23区の奥に広がる多摩地域を西へ、西へ。その昔、木炭や材木を江戸に運ぶために整備されたという、五日市街道を伝って多摩川をわたり、あきる野市に入ると、道路の両側は見晴らしのよい台地となり、遠くには奥多摩の山々が連なる。点在する畑地に囲まれて、大きな鳥が羽を広げたような屋根の、ひときわ大きな建物が見えてきた。農作物直売所「秋川ファーマーズセンター」だ。

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 日差しに春のぬくもりが感じられるようになった、3月の土曜日。開店前の秋川ファーマーズセンターの入口には、40〜50人もの人々が長い列をつくっている。午前9時の開店と同時に、大勢の人がトマトの棚に押し寄せ、1分もしないうちに棚ひとつ分のトマトが売り切れてしまった。

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人気の野菜は開店まもなく売切れてしまうことも少なくない。

 開店5分後。店内はすでにお客さんでいっぱいになり、売り場をまっすぐに歩けないくらいだ。来店したお客さんはまず、目当ての野菜をまっさきにカゴに確保し、それから店内を回りながら、野菜や卵、加工品をカゴのなかに入れ、みるみるうちに満杯になってレジに向かう。

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たくさんのお客さんが次々と商品をカゴに入れレジへ。

 天井が高く広々とした店内には、3列に並んだ平台に野菜がすきまなく並んでいる。それにしても、3月、冬野菜と春野菜のはざまの時季になんという種類の多さだろう。葉ものだけ見ても、小松菜、ほうれんそう、白菜、キャベツ、春菊、水菜、五日市特産のアブラナ科の野菜・のらぼう菜、葉茎と花とが食用になるオータムポエム、中国菜のタアサイなど。並んでいる野菜はすべて葉先がしゃんとしていてみずみずしく、採れたてだということが素人目にもすぐにわかる。

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 葉もの以外には大根、里芋、ブロッコリ…、リーキとも呼ばれる西洋ねぎ、生食できる芋のヤーコンなど、スーパーではなかなかお目にかかれない珍しい野菜も、生産者が書いたレシピとともに並んでいる。

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生産者が書いたレシピのついた野菜も。

地元のお客さんでにぎわう

 午前10時半。開店直後のあわただしい雰囲気はだいぶ落ち着いてきたとはいえ、店内はあいかわらず混み合い、熱気に満ちている。

 あきる野市の東隣りの福生市からやってきたという女性客は、「ここの野菜は新鮮でおいしい。子どもたちが野菜好きなので、月に1、2回は来ています」と、中学生くらいの娘さん2人も、カゴのなかに次々に野菜を入れていく。車でたまたま通りかかったので寄ったら、野菜の種類が多くてびっくりしたというお客さん、すぐ近くの都立秋留台公園にハイキングに向う途中に立ち寄り、帰りがけに買い物をしようと相談しているグループ、土曜日のためか、夫婦連れや男性客も多い。

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 ヤーコンや西洋ねぎなども、次々にお客さんのカゴのなかに。携帯電話を取り出して、「かぶも買うんだっけ」と聞いている若い男性は、どうやら奥さんに頼まれてやってきたらしい。駐車場には多摩、横浜、所沢ナンバーなどの車もあるが、大部分は地元の八王子ナンバーで、普段着のまま野菜の買い出しにやってきた地元の人だ。

 ラベルに生産者の名前が記されている多種類の野菜、卵、生花、漬物、パン、おやき、さらにはJAあきがわが扱っている、地元産のしょうゆ、多摩の地酒、こんにゃく、うどん、乾物類などなど、豊富な品揃えが魅力の秋川ファーマーズセンター。この活気ある東京郊外の直売所は、どんな経緯で立ち上げられ、活気のみなもととなっている多種類の野菜は、どんな生産者たちによってつくられているのだろう。

 秋川ファーマーズセンターの生産者グループ、「農畜産物直売コーナー運営委員会」会長の谷澤民夫さん(74歳)に話を聞いた。

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◆参考サイト:
《あきる野市観光情報 > 秋川ファーマーズセンター》
http://www.city.akiruno.tokyo.jp/index.php?oid=359&dtype=1000&pid=159
《JA秋川》
http://www.ja-akigawa.or.jp/