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地産地消について ――サイトのご紹介の前に――

 食べ物にはどれもつくり手がいます。つくられた場所があります。あなたが今日食べるものは誰がどこでつくったものでしょうか。
 農産物直売所や農家レストラン、地場産農産物を利用した学校給食など、全国各地の様々な場面で「地産地消」という取り組みがすすめられています。[参考1]
 「地産地消」とは「地域でつくられたものをその地域で食べる」といった意味の言葉です。地域でつくられたものを地域で食べることで、新鮮で安心な食品が手に入ります。輸送にかかる燃料や二酸化炭素の排出が減り、環境への負荷も軽減できます。地域内の流通が活発になることで、地域経済の振興にもつながります。[参考2]
 しかし、各地の取り組みの中には、そうした言葉の意味をこえ、さまざまな広がりをみせている取り組みが少なくありません。それは、地産地消の取り組みをつうじて、消費者と生産者の新たな関わりあい、「顔が見え、話ができる関係」がつくられていくため。  地産地消の取り組みは、消費者と生産者が食べ物をつうじて、互いの事情を理解しあい、交流しあう活動でもあります。交流がきっかけとなって、食べ物の本来のあり方、食べ方について、消費者も生産者もともに考え直し、地域の食文化の見直しや食育の活動につながった地域もあります。農産物直売所などで高齢者が活躍し、世代間交流や地域づくりの活動がすすめられていった地域もあります。[参考3]
 生産者と消費者の「顔が見え、話ができる関係」づくりから、日々の食生活や暮らしぶりが変わり、やがては地域全体が変わりはじめています。そのはじまりは、つくる人とたべる人が出会うことから。地元の食べものに目を向けてみる。地元の消費者に食べものを伝え届ける。Eat Local.地元を食べよう。地産地消をはじめませんか。

[参考1]
 農林水産省による地産地消推進行動計画の策定がおこなわれ、地域ごとに地産地消推進計画の策定もすすめられています。
 【参考サイト】 「国の地産地消施策」 http://www.jsapa.or.jp/chisan/shisaku/shisaku.html

[参考2]
 環境への負荷という課題を考えるために、フードマイレージという言葉もひろく使われるようになりました。【参考情報】フードマイレージ:食糧の生産地から食卓までの輸送にかかる労力の度合いを示す値として、輸入食糧の総重量と輸送距離を掛け合わせて求めます。フードマイレージが高いほど、輸送の際に使われる燃料や排出される二酸化炭素の量が多く、環境に対して大きな負荷を与えていると考えられます。農林水産政策研究所で出された試算によると、2000年の日本の食料輸入量は約5,300万トン(t)で、輸送距離(km)を掛けたフードマイ レージは約5,000億t・kmとなる。これは、韓国の約3.4倍、米国の約3.7倍。また、日本人1人あたりのフードマイレージ は約4,000t・kmとなるそうです。

[参考3]
 こうした取り組みは日本だけではありません。イタリアではスローフード、アメリカではCSA(Community Support Agriculture)、韓国では身土不二といった取り組みがすすめられています。

【参考情報】
スローフード:北イタリアからはじまった活動。郷土料理や質の高い食品を守る。素材を提供してくれる生産者を守る。消費者全体に食の教育を進める。といったテーマのもと、地域の食文化を伝え残そうという活動
CSA:アメリカで展開中の活動でCommunity Supported Agriculture(地域が支える農業)の略。一年分の農産物の購入を事前に契約するなど、地域の農業を消費者も支援し、環境保全と地域コミュニティーの維持を目指すもの。
身土不二:韓国ですすめられている国産農産物を愛用し、国産品を優先的に購入しようという活動のスローガン。14世紀の中国の仏教書で使われていた言葉で、風土や食べものと人はふたつに分けられない一体のものと捉え、良い食べものを食べることが体によいという考えを示している。

サイトのご紹介

 このサイトでは、WEBサイトを通じて、地産地消に役立つ情報の提供と、生産者・消費者の情報交換の場づくりを目指します。
主な内容としては
 ・各地で発信されている地産地消に関する取り組み、イベントなどのニュースをご紹介していきます。
 ・農産物直売所など地産地消をすすめている直売所などのスポット情報を募集し、マップを作成。マップを使ってスポット情報が検索できます。
 ・各地の先進的な取り組みをご紹介し、地産地消がどういった取り組みで、どういった広がりを見せているかを伝える現地ルポを掲載していきます。
 ・地産地消の推進にご活躍されている各方面の方々より、地産地消の魅力、可能性、課題をテーマにメッセージをお寄せいただき掲載していきます。
 ・ニュース情報、マップ掲載情報は、サイト上より投稿を募集し、定期的に更新していきます。皆様からの投稿をお待ちしております。
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